スーツは毎日家の洗濯機で洗えるものが少ないため、クリーニングに出すことも多いのではないでしょうか。今回は、スーツをクリーニングに出すときにかかる料金相場をご紹介いたします。いくらするのか事前に覚えておき、お金を準備しておきましょう。
クリーニング料金はどのように決まるの?
そもそも、クリーニング料金はどのように決まるのでしょうか。なかなかクリーニング店の中のことを知る機会はないので、ここでどのように料金設定がおこなわれているか知っておきましょう。
料金はクリーニングの種類で決まる
実は、クリーニングには2つの種類があります。これらのうちどちらになるかによっても料金が変わってきますので覚えておきましょう。
ドライクリーニング
ドライクリーニングとは、油汚れを落とすクリーニング方法です。食事時についてしまったマヨネーズなどの調味料や、チョコレートなどのお菓子の汚れを落とすときはドライクリーニングとなります。また、女性ではメイクで使う口紅の付着があると、ドライクリーニングをすることになります。
ウェットクリーニング
対してウェットクリーニングは、水溶性の汚れを落とす際に使われるクリーニング方法です。水溶性の調味料である醤油や、汗の汚れを落とすならウェットクリーニングです。中にはウォッシャブルスーツもありますが、家で水洗いできないウェットクリーニングします。
ドライクリーニングとウェットクリーニング、どちらが安い?
料金は、基本的にはウェットクリーニングよりもドライクリーニングの方が安くなる傾向にあります。
家の洗濯機でスーツを洗うと、素材によってはゴワゴワとした感触になってしまい、しっかりとしたシルエットも崩れてしまいます。元に戻らなくなる生地もあるため、洗濯可能かきちんと洗濯表示を確かめるべきでしょう。
このように、自宅で洗えないスーツをきちんとした状態に戻しながら洗うには、特別な技術を必要とします。よって、ウェットクリーニングはその技術の分ドライクリーニングより値段が高くなります。
料金はクリーニング工程で決まる
クリーニングの料金は種類によっても異なりますが、クリーニングの工程によっても違いが生まれてきます。チェーン店なのか個人店なのかによって差が出ることも押さえておきましょう。
チェーン店
クリーニングのチェーン店では、クリーニングが必要なスーツなどの衣類を工場に一度送ります。そしてその工場で大量にクリーニングをおこないます。
個人店
クリーニングの個人店では、受付をして処理をするまですべて店舗内でおこないます。チェーン店と違って一括でクリーニングをおこない、工場に衣類を送る工程が少ないことが特徴です。
チェーン店と個人店、どちらが安い?
チェーン店と個人店なら、チェーン店の方が安い傾向にあります。衣類を大量にクリーニングできる点からコストがかからないからです。一方、個人店は一着一着クリーニングをおこなうため、その手間賃が余計にかかります。
クリーニング店によって異なる料金相場
スーツをクリーニングに出す際の料金相場は、どんなクリーニング店なのかによっても異なります。以下でクリーニング店を3つのタイプに分けたので、それぞれの相場を確認してみてください。
一般的なクリーニング店 | 1着1,000円~2,000円程 |
高級クリーニング店 | 1着5,000円~ |
宅配クリーニング店 | 1着1,000円~2,000円程 |
一般的なクリーニング店
一般的なクリーニング店は多くの方が使いますが、相場はそこまで高くありません。スーパーの中にテナントとしてクリーニング店が入っていたりもするので、利用しやすい利点があります。しかし、上記の表の相場はドライクリーニングの場合なので、ウェットクリーニングとなるとドライクリーニングの倍ほどの料金になります。
高級クリーニング店
高級クリーニング店は、一般的なクリーニング店と違ってスーツの状態をしっかり調べ、それに合った方法でクリーニングをしてくれます。そのため、料金表がそもそもないお店も多く、相場を知るのは少々困難です。参考程度に1着5,000円ほどと覚えておきましょう。
宅配クリーニング店
宅配クリーニング店は、クリーニング店が家にスーツなどの衣類を取りに来てくれるサービスです。また、洗いあがった衣類も届けてくれるため家から出る必要がありません。相場は一般的なクリーニング店と同じであることから、利用者も増えてきています。ただし、お店によっては送料がかかるため注意が必要です。
まとめ
スーツをクリーニングに出す時の料金相場は、ウェットクリーニングなのかドライクリーニングなのか、チェーン店なのか個人店なのかによって異なります。また、一般的なクリーニング店にするのか高級クリーニング店にするのかによっても違ってくるので、相場はそれぞれの違いに応じて把握しておくようにしましょう。